用語集

技術用語のわかりやすい解説

Core Concepts 8 用語

🤖

Agent(エージェント)

通常のAIは百科事典(聞かれて答える)、Agentは執事(頼まれて実行する)。

「スマート執事」のような存在で、質問に答えるだけでなく、主体的に仕事をこなします。例えば「この商品の価格を監視して」と指示すれば、ずっと見守り、価格が下がったら通知してくれます。

🔑

API Key(APIキー)

家の鍵のようなもの — 持っている人だけがドアを開けられます。

「デジタルの鍵」で、OpenClawがAIモデルの機能を利用するために必要です。ジムに入るのに会員証が必要なように、OpenClawがClaudeやGPTなどのAIモデルを使うにはAPI Keyが必要です。

🔧

Skill(スキル)

スイスアーミーナイフの様々なツール — 必要な機能のスキルをインストール。

AIアシスタントにインストールする「ツールキット」。スマホにアプリを入れるように、OpenClawにスキルをインストールすると新しい機能が追加されます。ウェブ検索、表計算、メール送信など。

📱

Channel(チャネル)

電話、SMS、WeChatで同じ相手に連絡できるように、コミュニケーション方法が違うだけ。

AIアシスタントとコミュニケーションする「経路」。WeChat、Feishu、DingTalk、TelegramなどのチャットアプリでOpenClawと会話でき、それぞれが異なるチャネルです。

🧠

Memory(メモリー)

記憶力の良い友人 — 以前の会話内容をすべて覚えているようなもの。

OpenClawの「長期記憶」。以前の会話を記憶し、次回のチャットで以前の話を覚えています。この記憶はローカルに保存され、誰にも漏れません。

7×24

24時間営業のコンビニ — 必要な時にいつでもそこにある。

7日×24時間、つまり24時間365日稼働を意味します。OpenClawの重要な特徴は、ずっとバックグラウンドで動き続け、タスクを自動処理すること。ChatGPTのように毎回自分から聞く必要がありません。

👥

マルチエージェント

チーム — 調査担当、執筆担当、レビュー担当、各々が役割を果たす。

複数のAI Agentが協働するモデル。各Agentが異なるタスクを担当し、例えば検索担当、要約担当、品質チェック担当が協力して複雑な作業を完了します。

🎼

オーケストレーション(Orchestration)

オーケストラの指揮者 — 誰が先に演奏するか、誰が次に加わるか、リズムの変化を決める。

複数のAgentやツールの実行順序とロジックを管理・調整すること。どのAgentが先に実行するか、データがAgent間でどう渡されるか、エラー発生時の処理方法などを決定します。

Technical Terms 16 用語

💡

LLM(大規模言語モデル)

車のエンジン — ブランドによって性能も価格も異なる。

AIの「脳」で、テキストの理解と生成を担当。Claude、GPT-4、Geminiはすべて大規模言語モデルです。OpenClaw自体はフレームワークで、LLMに接続しないと動きません。

📦

Docker(コンテナ)

輸送コンテナ — 中身に関わらず、トラックも船も同じように運べる。

「梱包・輸送ツール」で、ソフトウェアと必要なものすべてをまとめて梱包します。どのPCでも同じように動作することを保証します。仕組みを理解する必要はなく、OpenClawのインストールと実行を簡単にしてくれるものと考えてください。

📖

オープンソース(Open Source)

公開レシピ — 誰でも学べて、自分の好みに改良できる。

ソフトウェアのソースコードが公開されており、誰でも閲覧、修正、配布できます。OpenClawはオープンソースソフトウェアで、無料で世界中の開発者が共同で保守しています。

⚙️

環境変数

スマホのプライベートメモ — 各種アカウントのパスワードを保存し、あなただけが見られる。

設定情報を保存する方法で、API Keyやパスワードなどの機密情報は通常、環境変数に保存されます。安全で管理もしやすい方法です。

🪝

Webhook(ウェブフック)

ドアベル — 誰かが押すと(イベント発生)、家の中で聞こえる(通知を受信)。

アプリケーション間で自動的に通信する仕組み。イベントが発生した時(新着メールなど)、Webhookは別のアプリ(OpenClawなど)に自動的に通知し、即座にアクションを実行させます。

📚

RAG(検索拡張生成)

持ち込み可の試験 — 記憶からでっち上げるのではなく、あなたの資料を確認してから回答する。

AIが質問に答える前に、あなたのプライベート文書やナレッジベースを検索する仕組み。訓練データだけに頼らずに済むため、あなたの会社やプロジェクトに関する質問にも答えられます。

🖼️

マルチモーダル(Multimodal)

万能翻訳官 — 読み書きだけでなく、画像を見て音声も聞き取れる。

AIがテキスト、画像、音声、動画など複数の形式の情報を同時に理解する能力。例えばスクリーンショットを送ってデータ分析を頼んだり、音声を送ってテキストに書き起こしたりできます。

🧭

ベクトルデータベース

司書がタイトルだけでなく「内容が似ている本」も見つけてくれるようなもの。

AIの記憶を専門に保存するデータベース。従来のデータベースのようにキーワードマッチングではなく、「意味の類似度」で検索するため、AIは「似たような意味」を理解して関連コンテンツを見つけられます。

🎯

ファインチューニング(Fine-tuning)

既製品のスーツを仕立て屋で微調整する — ベースはあり、そこから自分に合わせてカスタマイズ。

既存のAIモデルをベースに、自分のデータで追加学習させ、特定分野での性能を向上させること。例えば顧客対応記録でファインチューニングすれば、AIは顧客の質問にうまく答えられるようになります。

📏

コンテキストウィンドウ(Context Window)

一度に何ページの本を読めるか — 多く読めるほど理解が深まる。

AIが一度に「記憶」して処理できるテキスト量の上限。ウィンドウが大きいほど、AIが参照できる情報が増えます。GPT-4は最大約128Kトークン、Claudeは最大200Kトークンに対応。

🔌

MCP(モデルコンテキストプロトコル)

USB-Cが充電ケーブルを統一したように、MCPはAIの外部ツール接続を統一。

Model Context Protocol。オープン標準で、AIアシスタントが外部ツールやデータソースに安全に接続できるようにします。MCPを通じて、OpenClawはファイルシステム、データベース、APIなどの各種リソースにアクセスできます。

Function Calling(関数呼び出し)

助手に電話で情報を確認させる — 記憶から回答するのではなく。

AIが外部の関数やAPIを呼び出す能力。例えば「北京の天気を調べて」と言えば、AIは天気APIを呼び出してリアルタイムデータを取得し、でっち上げの答えを出しません。

📋

システムプロンプト(System Prompt)

新入社員に渡す業務マニュアル — 仕事のやり方、言っていいこと・ダメなことを規定。

ユーザーとの対話の前に、AIの役割と行動ルールを設定する指示。例えば「あなたはプロのカスタマーサポート担当者として、丁寧な口調で回答してください」と設定できます。システムプロンプトはAIの基本的な行動パターンを決定します。

🌡️

Temperature(温度パラメータ)

蛇口の調整 — 左が冷水(正確・安定)、右がお湯(創造的・奔放)。

AIの回答の「創造性」を制御するパラメータ。温度が低い(0-0.3)と正確で安定した回答になり、コーディングや翻訳に適しています。温度が高い(0.7-1.0)と創造的で変化に富んだ回答になり、物語やブレインストーミングに適しています。

🌊

ストリーミング出力(Streaming)

動画ストリーミング — ダウンロードしながら再生、全動画のダウンロード完了を待つ必要なし。

AIがすべて考え終わってからまとめて出力するのではなく、タイプするように一文字ずつリアルタイムで表示する方式。これによりAIの回答をより早く見られ、スムーズな体験が得られます。

🔢

Embedding(埋め込み表現)

各本に固有の座標を割り当てる — 内容が似ている本は座標も近くなる。

テキストを数値ベクトルに変換する技術で、AIがテキスト間の意味的類似性を理解・比較できるようにします。RAGやセマンティック検索の基礎技術です。

Deployment 2 用語

🏠

ローカルデプロイ

自宅で料理(自分で食材を買って調理)vs レストランで食事(他人が作って出してくれる)。

ソフトウェアを自分のPCやサーバーにインストールして実行すること。クラウドサービスを使わずに済むため、データを完全にコントロールできるメリットがありますが、自分で保守する必要があります。

☁️

クラウドホスティング

賃貸 vs マイホーム — 賃貸は楽だが自分のものではない、購入は手間だが自分のもの。

他の人にソフトウェアの運用を任せ、自分はWebブラウザやアプリで利用するだけ。保守不要のメリットがありますが、データが他人のサーバーに保存されるデメリットがあります。

Billing 3 用語

💰

Token(トークン)

タクシーのメーター — 走れば走るほど料金が高くなる。

AI課金の最小単位。簡単に言うと、英字約4文字または中国語1〜2文字が1トークン。あなたの送信内容とAIの返信内容の両方がトークンを消費し、料金はトークン数で計算されます。

✍️

Prompt(プロンプト)

従業員へのタスク指示 — 明確に伝えるほど、良い結果が得られる。

AIに送る指示や質問。プロンプトを上手く書くことがAI活用の鍵で、指示が明確で具体的であるほど、AIの回答の品質が上がります。

🔀

モデルルーティング(Model Routing)

配車サービス — 短距離はエコノミー、長距離はプレミアム、必要に応じて選択。

タスクの種類に応じて最適なAIモデルを自動的に選択する仕組み。簡単な質問には安くて速いモデル、複雑な推論には高性能モデルを使い、品質とコストのバランスを取ります。

Tools 1 用語

🦙

Ollama

自宅に小さな発電所を作る — 電気代はかからないが、設備の購入と保守が必要。

ローカルPCでAIモデルを動かすツール。Ollamaを使えばAIを完全無料で利用できますが、PCのスペックがそれなりに必要です(メモリ8GB以上、16GB以上推奨)。